忘れていた懐かしい風景に触れました

土曜日
仕事が終わってから
家に帰ると
晩飯がない

ん？

そうーだ
今日は親父(ZARU&R.B FARTHER)が
焼き鳥焼いている日でした

8年前まで
生まれ育った町で
お月見会が催されています

今の家から
200mくらいしか離れていない
同じ学区内なんだけどね

そこの町内には
自治会の他に
体友会
婦人会
子供会とあります

そこの体友会で
お月見を開催してるんですが
親父は30年連続で
毎年焼き鳥やいてんですよ

ええ今は
あきらかに他の町内の人です
地区の運動会では
目の敵にしてます
うちの親父

そんなとこへ
顔を出してみようと
カミさんと虎と三人で
行ってみました

行く道中考えてみると
今住んでる町内のなんて
一回も町内の催しに
顔を出したことがない

前に住んでた町内の催し物にも
ここ10年は全く参加していない

なんか照れくさい

でも行ってみると
スーパーWELCOMEな雰囲気

入口の駐車場で
いろんなものを
焼いています

会費を払おうにも
なかなか受け取ってくれない
が
無理やり渡す

自治会館の座敷に
通されて
ものの3分で
この状態


･おでん
･イカ焼き
･焼きソバ
･焼き鳥
･焼きおにぎり
･お好み焼き
･ホットケーキ
･お月見だんご

そして

･BEER大瓶

飲み放題
食べ放題
男2000円
女1000円

喰えねえよ
いくらなんでも
喰えねえよ

たくさんの子供と
たくさんの酔っ払った大人で
埋め尽くされた大広間
60名くらいの大宴会

子供達は
ゲームや
黒板に落書き
追いかけっこや
中には喧嘩をしている奴らもいる

その横では
男の大人達は
グデングデンに酔って
でかい笑い声をあげている
たまに
度が過ぎてハシャギすぎの子供を
デカイ声でどやしつけてる

またその横では
お母さん達も
会話をはずましている
たまに
度が過ぎてハシャギすぎの
自分の子供や孫を
引っぱたいている


いつもGOING MY WAYな虎も
ちょっと仰天気味

近づいてくる大人は
虎の頭をゴシゴシなでられながら
『いつになったら戻ってくんだ』
と脅しにくる

中にはコップに注いだウーロン茶を
虎にゴクゴク飲ませるオッサンもいる

それを見た周りの酔えない大人は
焼酎が入ってないか
本気で心配をする始末

この町内
おもろい

清水の真ん中の
清水小学校
その小学校がある町内

所謂清水のど真ん中

田舎ではないけど
都会でもない
田んぼはないけど
ちょっとした商店街はある

こんな風景の町は
日本中たくさんある

でも
夏祭りでもないのに
こんなに人が集まり

お月見だって言ってるのに
誰一人
月を見上げる人はいない

そもそも中秋の名月は
明日の23日だ

ただ単に
気兼ねなく飲んで騒ぎたい

子供も夜遅くまで
皆と騒ぎたい

こんな風に
大人も子供も
ゲラゲラ笑いながら
飲んで騒ぐ
そんな風景は
今の日本
ほとんど見ない

仕事仲間や遊び仲間
あるいは趣味を一緒にする人達
そんな横や縦の繋がりとは
全く違った関係のご近所さん

どこかで必ず
優しい視線が
子供達を守っている

今の世の中
若い世帯ほど
この繋がりがなくなっていく

こんな集まりがたくさんあれば
今の世の中のいろんな問題が
解決されんじゃねえのなあ

イジメや自殺
家庭内暴力
そんな言葉とは
程遠い世界を感じた

集まるという口実で
酒を飲んで騒ごうが
喧嘩しようが
ここには失われた
日本の社会秩序が
まだ残ってる

昔感じていた
優しい存在
そんな雰囲気を感じた

懐かしい感覚

大人と子供のちゃんとした
コミニュケーション

俺もちゃんとしないとな
近所付き合いを